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イソジン®と感染症のQ&A

感染症を防ぐために知っておきたい基礎知識と、家族を感染症から守るイソジン®を上手に使うコツをご紹介します。

感染症とは、どんな病気?

感染症とは、病原性の微生物(細菌・真菌・ウイルス)が体内に侵入し、増殖することによって組織がダメージを受けたり、体の機能が障害される病気です。それらは人から人へうつります。麻疹(ましん)のように一度かかると生涯免疫が得られる病気もありますが、風邪などは原因ウイルスの種類が多いので何度もかかります。単純ヘルペスのように初感染のときにウイルスが体内に潜伏し、抵抗力が落ちたときに活性化して症状が出るものもあります。

風邪にかかりやすいのは冬だけ?

風邪はほぼ一年中発生します。原因ウイルスのうち最も多いライノウイルスは春と秋に多く検出されています。インフルエンザは年によって流行時期がやや変動しますが、12月から翌年の3月頃まで流行します。冬から春にかけては、俗に“おなかの風邪”とも呼ばれるノロウイルスやロタウイルスによる感染性胃腸炎、春から夏はエンテロウイルスによる手足口病やヘルパンギーナなどのいわゆる“夏風邪”にかかる子どもが増えます。

ウイルス以外で感染症の原因となるものは?

細菌や真菌も原因になります。子どもに多いのは扁桃炎や猩紅熱(しょうこうねつ)を引き起こすA群溶血性連鎖球菌による溶連菌感染症や、皮膚の常在菌である黄色ブドウ球菌によって膿疱ができる伝染性膿痂疹(とびひ)などです。カビの一種である真菌による感染症としては、俗に水虫と呼ばれる足白癬(あしはくせん)や、消化管や腟などに常在するカンジダが増殖するカンジダ症などがあります。

どうやって感染するの?

感染経路は主に4つ。飛沫感染、空気感染、接触感染、経口感染です。

飛沫感染:
感染している人がせきやくしゃみをしたときに口から飛び散る小さな水滴(飛沫)を吸い込んで感染すること。飛沫には病原微生物がたくさん含まれているからです。風邪、インフルエンザ、手足口病、溶連菌感染症などは、これが主な感染経路。飛沫が飛び散る範囲である、患者の1~2メートル以内が感染しやすいとされます。
空気感染:
飛沫の核となっている微生物が感染性を保持したまま空気中を漂い、それを吸い込むことで感染すること。飛沫核感染ともいいます。患者との距離は無関係で、同じ室内あるいは共通の空調を使っている空間にいると感染するリスクがあります。麻疹、水ぼうそう、結核などがその代表です。
接触感染:
感染している人と握手したり、だっこ、キスなどで触れることによる直接感染と、汚染されたドアノブや手すりに触ったり、子どもが遊具などをなめたりして起こる間接感染があります。体の表面に病原微生物がついただけでは感染は成立しませんが、手などについた微生物が口や鼻、目から体内に侵入することで感染します。夏風邪のヘルパンギーナや、腸管出血性大腸菌感染症(O-157)などがその代表です。
経口感染:
感染した人の嘔吐物や便に含まれる病原微生物によって汚染された食べものや、口に入ったものから感染する場合をいいます。ノロウイルスやロタウイルスによる感染性胃腸炎、腸管出血性大腸菌感染症などがあります。経口感染する病原微生物の多くは、接触感染でも感染します。ほかに、血液や体液を介した感染もありますが、性行為や医療機関での針刺し事故などがあった場合に限られます。
感染症を予防する方法は?

(1)うがい、(2)手洗い、(3)マスクの着用、(4)せきやくしゃみが出そうになったらティッシュなどで口をおおう「せきエチケット」、(5)部屋の換気、(6)ワクチン接種、(7)十分な睡眠、の7つを心がけましょう。吐物や便を処理するときはゴム手袋とマスク、ゴーグルをつけ、ペーパータオルなどで拭き取って二重にしたビニール袋に入れ、密封して捨てます。汚れた床はうすめた塩素系消毒液で消毒し、その後十分な手洗いを。

感染予防のための正しい手洗い液体石けんと流水を使って丁寧に洗いましょう。

  1. 流水で手をよく濡らしたあと、石けんをつけ、手のひらをよくこすります。
  2. 手の甲をのばすようにこすります。
  3. 指先・爪の間を念入りにこすります。
  4. 指の間を洗います。
  5. 親指を反対の手で握り、ねじるようにして洗います。
  6. 手首も忘れずに洗います。
  7. 流水でよく洗い流します。
  8. 清潔なタオルやペーパータオルで手を拭いて乾かします。

こんなときは手を洗いましょう

  • 調理する前、調理中、調理したあと
  • 食事する前
  • トイレのあと
  • 子どものトイレを手伝ったあと、おむつ交換のあと
  • ゴミを扱ったとき
  • 動物や動物のえさ、排せつ物に触ったあと
  • 傷の手当てをするとき
  • くしゃみやせきを手で受けたり、鼻をかんだりしたあと
  • 感染症にかかった家族をケアする前後
イソジン®うがい薬を使ったほうがいいのはどんなとき?

風邪やインフルエンザが流行しているとき、風邪をひいたとき、のどが痛いとき、体が弱っているときなどはイソジン®うがい薬でうがいしましょう。約60mlのうがい液を次のように3回に分けてうがいします。これを1日数回繰り返します。

正しいうがいの仕方

  1. 口の中に残った食べかすなどを取り除くため、うがい液を口に含んで強めにぶくぶくしてから吐き出します。
  2. 15~20mlのうがい液を再び口に含んで上を向き、のどの奥までうがい液が届くように15秒ほどうがいして吐き出します。
  3. 同じ要領で、15~20mlのうがい液をもう一度口に含み、上を向いて15秒ほどうがいします。
イソジン®うがい薬は何歳から使えますか?

うがいが上手にできるようになったら使うことができます。小児に使用させる場合は、保護者が正しい使い方を指導・監督してください。

うがい液の濃度を好みで変えてもいいですか?

イソジン®うがい薬の効果を得るためには、用法・用量にしたがって正しい濃度(15~30倍)でうがい液を作り、正しいやり方でうがいすることが大切です。

うがいすると風邪を予防できますか?

イソジン®の有効成分であるポビドンヨード(PVP-I)を用いて、冬場の3か月間うがいを継続すると、うがいしなかった場合と比べて、風邪やインフルエンザによる欠席率が低下したという研究報告があります。

参考文献/Shiraishi T, Nakagawa Y. Dermatology.2002,204(suppl.1):37-41

イソジン®うがい薬は口臭にも効果がありますか?

イソジン®うがい薬の有効成分であるポビドンヨード(PVP-I)は幅広いウイルス、細菌、真菌などに対し、迅速に不活化・殺菌作用を発揮します。うがいそのものによる洗浄効果も加わり、口腔内とのどの殺菌・消毒・洗浄・口臭除去にすぐれた効きめをあらわします。

イソジン®うがい薬を誤って飲んでしまったら?

イソジン®うがい薬で作ったうがい液は、少量誤飲した程度では健康上の問題が生じることはほとんどないとの報告があります。有効成分ポビドンヨード(PVP-I)から遊離するヨウ素は消化管で低毒性のヨウ化物となり、主に尿中に排せつされます。ポリビニルピロリドン(PVP)はそのまま排せつされます。ただし大量に飲んで嘔吐、腹痛などがあらわれた場合は片栗粉や小麦粉を水に溶かしたものや牛乳を飲ませ、医療機関を受診してください。また、甲状腺機能亢進症の方で誤飲するリスクをおもちの場合は、イソジン®の使用前に医師や薬剤師にご相談ください。

参考文献/ 日本中毒情報センター「保健師・薬剤師・看護師向け中毒情報」

イソジン®うがい薬をきずの消毒に使ってもいいですか?

イソジン®うがい薬には、皮膚を殺菌・消毒する効能・効果はないので、手指の消毒などには使用しないでください。手指・皮膚の殺菌・消毒にはイソジン®ウォッシュをお使いください。

イソジン®きず薬をうがいに使ってもいいですか?

イソジン®きず薬には、のどの殺菌・消毒の効能・効果はないので、うがいには使用しないでください。うがいにはイソジン®うがい薬シリーズをお使いください。

参考文献:
  • Heikkinen T, Järvinen A.Lancet.2003,361:51-59.
  • 厚生労働省「2012年改訂版保育所における感染症対策ガイドライン」
  • 厚生労働省「高齢者介護施設における感染対策マニュアル平成25年3月」
  • 日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説2015年7月改訂版」
  • Cowling BJ, et al.Ann Intern Med.2009,151:437-446.
  • Cohen S, et al.Arch Intern Med.2009,169(1):62-67.
  • 渡辺晋一ほか.日皮会誌.2009,119(5):851-862.
  • CDC/When&How to Wash Your Hands.
    http://www.cdc.gov/handwashing/when-how-handwashing.html